疲れやすい
疲労・倦怠感
疲労・倦怠感の症状
更年期に入った女性の約7割が「疲労」の自覚症状があり、眠っても疲労感がずっと続く、やる気がなくなる、面倒や億劫と感じるなどの症状を感じています。今まで楽しんでいたものや趣味などに打ち込むことができず身体のだるさや疲労を感じます。
疲れやすさの原因
疲労感には明確な原因が未だ不明ですが、更年期に疲れを感じやすい理由の1つに自律神経の乱れによる「血行不良」があげられます。更年期を迎えた女性はホルモンバランスが乱れることで自律神経の働きがうまく行えなくなり、内臓の機能の低下や体温の調節がうまくいかないなど様々な不調が重複し身体に疲労を感じやすくなってしまいます。
疲労感のセルフケア
疲労や倦怠感の自覚がある場合は放っておかず、まずは無理なく自分のからだを労わってあげましょう。疲労感の主な原因とケア方法をご覧いただきご自愛してみましょう。
身近な原因
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ホルモンバランスの減少
閉経にむけて女性ホルモンの減少が起こり子宮への指令がうまくいかず自律神経も乱れやすくなります。更年期は恥ずかしくない!ホルモンを安定させましょう。
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環境や立場の変化
更年期(40~55歳前後)は子供のイベントや親の介護、仕事で責任がかかる年代でもあり、自律神経以外にも不安や心配事が増え心身に負担がかかります。今の自分の立場を冷静に分析し頑張りすぎないようにしましょう。
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自律神経の乱れ
女性ホルモンの減少から自律神経が乱れて更年期症状を感じやすくなります。適度な運動、睡眠を行うのが理想ですが、できないときはまず呼吸から。呼吸で興奮してしまった神経を落ち着かせましょう。「深呼吸」「瞑想」がおすすめです。
◆ 心のリラックス
更年期は「ゆらぎ期」とも呼ばれ、自分がいくら頑張っても気持ちのいい日もあればとことんしんどい日もある、心身が揺らぐ時期です。更年期は誰しもが訪れますので焦らずにそんな自分を労わりましょう。読書、お昼寝、買い物、運動、自分の好きな時間を増やし規則正しい生活を送りましょう。
◆ サプリメントによる身体のケア
この時期は忙しくて食事もままならないかもしれません。栄養失調は自律神経を乱してしまう要因になるので女性ホルモンや鉄分、ミネラルを補うサプリメント等を習慣的に補うようにしましょう。
◆ ツボ押し
女性ホルモンUPと自律神経の働きを落ち着かせるツボを優しく押しましょう。お風呂でのリラックスタイムや就寝前ツボにお灸などもお勧めです。
三陰交(さんいんこう)
内くるぶしから指4本分上
・女性ホルモンの安定
関元(かんげん)
へそから指4本分下
・別名「元気の関所」